自閉症は治るのか?

   2016/01/17

自閉症は治るのか?

自閉症の人や自閉症の子供を持つ親にとって、一番の心配事は「自閉症は治るのか」「自閉症を治す方法な何が良いのか」「自閉症を治したい」といった事だと思います。

先に結論から書いてしまうと、今現在では自閉症を完全に治す方法は無く、自閉症は完治しない障害となっています。

しかし、自閉症を軽減する事は可能です。
このページでは簡単にではありますが、自閉症に対する療育方法や服薬などについて書いていますので目を通して頂ければと思います。

自閉症とは?

まず自閉症とは「コミュニケーション能力の困難」「対人関係の困難」「特定の物事へのこだわり」の3つを大きな特徴とする発達障害です。

関連ページ
自閉症とは | 発達障害-自閉症.net

自閉症の原因は何らかの影響による脳機能の先天的な障害と考えられており、今現在の医療では治療方法や特効薬は見つかっていません。

しかし、自閉症でも多くのことを学んだり経験することにより、成長するにつれて少しずつでは有りますが発達をしていきます。

症状にも寄りますが小さい頃にはこだわりや多動が大変だったと言う様な子供でも、大人になる頃には健常者とほぼ変わらず社会に出て生活している人も多くいます。

自閉症を軽減させるには早期の療育と、状態に有った薬の使用が効果的とされています。

療育

自閉症と診断された場合には1日でも早い早期の療育が効果的とされています。
療育とは「医療」または「治療」と「保育」または「教育」が合わさった言葉で、自閉症などの障害を持った子供に対し、日常で必要な行動や社会生活を送れる様に自立を目的とした支援です。


療育を行う場所

療育を行っている場所には市区町村等の自治体が運営している療育施設、医療施設やリハビリセンター、都道府県から指定を受けた児童発達支援センターや放課後等デイサービス(旧:児童デイサービス)、障碍児を受け入れている幼稚園や保育園、民間の療育機関や個別指導を行う塾などが有ります。

療育を受けるには

市区町村の運営の施設や都道府県から指定を受けた施設で療育を受ける場合には、市区町村等で発行される受給者証を取得する必要が有ります。

受給者証を取得するには知的障害の手帳である療育手帳(地域により「みどりの手帳」「愛の手帳」「愛護手帳」などの名称が有ります)の取得や、医師の診断が必要となりますので、申請を行う自治体に確認すると良いでしょう。

なお、民間の療育機関や個別塾などを使用する際には受給者証は必要ありませんが、補助が出ないため利用料金が高くなるというデメリットが有ります。

療育の種類

療育の種類にはその子供に応じた沢山の種類が有ります。
主なものでも「言葉の練習」「文字の読み書き」「数字の計算」「体幹を鍛える」「指先の練習」「コミュニケーションやお友達との係わり」「トイレトレーニング」「衣類の脱ぎ着」「日常生活の練習」「癇癪やパニックの緩和」「こだわりの軽減」・・・などなど。

療育にもお医者さんや各種療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)と連携し、より専門的な部分を行う事も有ります。

療育で大事なことは本人に必要な分野を、本人に合った内容で行うことです。
療育も療育機関に任せるだけでなく、自宅・学校または保育園幼稚園・療育機関と連携し、統一した考えの元で本人が迷わないように同じ事を根気よく行っていく必要が有ります。

薬での治療

自閉症のもう一つの治療方法として薬を用いた方法があります。
治療方法といっても完全に治すのではなく、自閉症に伴う様々な症状を緩和することが目的となります。

薬で緩和できる症状

薬で緩和できる主な症状には「不眠や睡眠障害」「パニック」「多動」「自傷・他害」「癲癇発作」「アトピー」「喘息」「精神の安定」等が有ります。

薬を使うことで多動や不安が抑えられ落ち着き、療育や勉強に集中することができるようにもなります。

また、摂食障害などが有る場合には、栄養補助としてのサプリメントも効果的です。

薬の副作用

しかし薬での治療は本人に合う合わないはもちろんのこと、様々な副作用が出ることが有ります。

薬の副作用には「喉の渇き」「よだれが多く出る」「体臭が強くなる」「食欲増進による肥満」「食欲低下」「テンションが高くなる」「ボーっとしてしまう」「眠くなる」「尿の回数や量が多くなる」「下痢や便秘になる」など、使用された薬品や本人の体質により様々な症状が現れます。

薬を使用する場合には本人の様子や症状を欲確認し、医師の指示に従って行うのが重要です。

まとめ

自閉症に対する確実な治療方法は今現在見つかっておりません。

しかし、本人に必要とされる療育を行うことで少しずつでは有りますが、様々なことを学び習得することが出来るようになります。必要に応じて医師の診断の元、薬を使用する事も効果的です。

子供は健常児でも自閉症児でも成長するにつれ沢山のことを学び理解することが出来ます。
極端な話にはなりますが、ただテレビを見ているだけでもテレビゲームをしているだけでも、番組のテーマソングやCMを覚えたり、テレビゲームのキャラクターやルールを覚えたりしています。

大事なのは、両親を含めた周りの大人がその時々で手助けをし、長い目線で優しく見守ってあげることが必要となります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket