物を規則的に並べる – 自閉症と発達障害の特徴・特性

   2015/08/02

物を規則的に並べる

自閉症の子供の大きな特徴に、物を集めたり規則的に並べる行動というものがあります。
ミニカーなどのおもちゃの場合通常は走らせたり運転手ごっこ遊びなどで遊びますが、自閉症の場合はおもちゃとして遊ぶのではなく、並べることを目的として遊ぶ様子が見られます。

なお、物を並べるという行為は健常の子供でも行うため、物を並べるのが好きというだけで自閉症と判断する事はできません。

並べるもの

自閉症の子供が並べるものには主に以下のものがあります。

  • おもちゃ・ぬいぐるみ
  • 小石
  • 色鉛筆・クレヨン
  • ミニカー
  • レゴなどのブロック
  • 積み木
  • ひらがなカード
  • 絵本
  • ビデオ・DVD

並べかた

並べ方は本人の中で定められた順番が有る場合があり、その順番を崩すと怒ったりパニックになったりする事もあります。
今回の物を並べる行為とはちょっと違いますが、一見乱雑に置かれたものでも本人の中では意味の有る順番や位置で置かれている場合もあったりします。

並べ方も「一直線」「斜め」「裏表交互」「ジグザグ」などがあり、並べる以外にも縦に積んだりすることもあります。
私が見たことある子の場合は、クレヨンをカラフルに様々な順で並べたり、数色ある積み木から赤色だけを選んで並べたりするのを見たことがあります。

数字が書かれたカードではCMでよく聞く電話番号と同じく「0120444444」と並べたり、ひらがなカードではお友達の名前や物の名前と同じ様に並べたりする事もあります。

物を並べるのが好きな理由

自閉症の子供が物を並べるのを好む理由ははっきりとしませんが、自閉症の特徴として「順番や規則性を好む」「線や面が好き」などがあるからだと考えられます。

発達障害や自閉症の人が電車を好むという話をよく耳にすることがありますが、電車を好む理由の一つに、「列車は規則的に並んでいる」「始発駅から終点まで駅が順番になっている」という自閉症の好む特徴が有るからだとも言われています。

まとめ

物を並べる行為が好きな場合は無理に止めさせる必要はありません。
物を並べることで楽しんだり、場合によっては不安になった気持ちを落ち着かせている事もあります。

また成長するにつれて物を並べる行為から、ビーズの飾り作りや様々な模様や絵を描くことに繋がる事もあります。

物を並べる行為自体も時間や年令が上がるとともに無くなる場合もあるので、その行為やさしく見守ってあげたり、並べる行為を次のステップへ繋げてあげる事も重要です。

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