反芻(はんすう) ・嘔吐行為- 自閉症と発達障害の特徴・特性
反芻(はんすう)・嘔吐行為
通常人間の反芻には胃などの消化器官の不調や、身体・食べ物の異常などにより行うことが一般的です。
しかし、発達障害の子は食後に、食べたものを吐き戻してしまう反芻(はんすう)行為を行う場合があります。
反芻・嘔吐行為の理由
特定の食べ物のみもどしてしまう場合
特定の食べ物のみの場合は、まずその食べ物が嫌いになっていないかを確認する必要が有ります。
発達障害の子供は味覚障害などを持っている場合も多く、数日前までは食べられたものでも現在は食べることが出来なくなってしまう事もあります。
その場合に食べたくない食べ物を無理やり食べようとすることで反芻をしてしまう場合があります。
特定食べ物のみ反芻を行う場合には、その食べ物を止める、ゆっくり食べさせる、水分と一緒に与えて消化をしやすくする、小さく刻む、などを行い反芻を行わないようにするのも効果的です。
ストレスなどから食べたものをもどしてしまう場合
ストレスなどから反芻行為をしている場合には、その時の状態や事前の出来事などを確認と記録をすることで原因を突き止めて、ストレスを緩和させることが重要です。
ストレスを抱えているままだと、食事の反芻以外にも様々な部分で精神的や身体的に影響が出てしまう恐れがあります。
感覚遊びにしてしまっている場合
反芻行為でもどした食べたものを口に入れておくことで感覚遊びにしている場合があります。
この場合は口まで戻すものの、口から吐き出すことが余り見られません。
しかし反芻を何度も行っていると胃酸により逆流性食道炎になったり、歯が溶けてしまうことが有るので早めに止めさせることが必要です。
口に入れることを感覚遊びにしてしまっている場合には、ガムやおしゃぶりを与えたり、噛んでも良いタオルやハンカチなどを持たせて反芻行為による感覚遊びの代替を与えてあげることが効果的です。
癲癇発作などの場合
発達障害の子供は癲癇発作を持っている場合も多く見られ、癲癇発作の中には嘔吐をしてしまうものもあります。
癲癇発作の症状である場合には気道の確保を行い、嘔吐物が喉につまらないように注意をして適正な対応を行うことが必要です。
まとめ
反芻行為や嘔吐行為の理由には様々なものがあります。
大事なのはその理由を捉えて周りが対処をしてあげる事だと思います。
また、反芻行為があった場合には直前の食事の種類・量・時間、前後の関係(パニック・嫌なことが有った等)、嘔吐物の状況なども確認することが重要です。