パニックとその対処方法 – 自閉症と発達障害の特徴・特性

   2015/08/02

パニックとその対処方法

発達障害や自閉症の子供には、何らかの原因により自分をコントロールできなくなってしまいパニックに陥ることがあります。

パニックの原因

パニックの原因には「突然の予定の変更」「嫌な音が聞こえた」「物事を注意された」「やりたいことを阻まれた」「楽しかったり怖かったりと非常に興奮した」「物事に対して我慢が出来なくなった」「暑い・寒い」「不快な音が聞こえた」「おなかがすいた」等が有ります。

また、今現在の事でなくても過去のことを急に思い出し、それが原因でパニックになる場合もあります。
関連ページ:フラッシュバックやタイムスリップ現象

健常児であれば、声に出して文句を言って気持ちをコントロールしたり、物や他人に八つ当たりをしてストレスを発散することができますが、発達障害や自閉症の子供は気持ちをコントロールすることが出来ずパニックになってしまます。

パニックの種類

自閉症や発達障害の子供が引き起こすパニックには主に以下の種類が見られます。

  • 泣き出す
  • しゃがみ込む
  • 立ちすくむ
  • 大きな声を出す
  • 何度も同じ言葉を繰り返す
  • 服やタオルをかむ
  • 自分の手や腕をかむ
  • 自分の頭や顔を叩く
  • 自分の髪の毛を引っ張ったり抜く
  • 自分の頭や顔を壁や地面に打ち付ける
  • 物を投げる・物を壊す
  • 棚から物を落とす
  • 他人に八つ当たりをする
  • 暴れる

パニックは「泣いたり」「立ちすくんだり」と他人に影響がない物もありますが、場合によっては自分を傷つける「自傷行為」を行ったり、物を壊したり他人に危害を加えてしまう場合もあるので注意が必要です。

パニックの対処法


本人と周囲の人への安全の配慮

パニックになってしまった場合には、まず本人やその周りに居る人への安全を配慮します。
パニックになった本人が移動できる場合には静かな個室などに移動し、クールダウンして落ち着かせます。

パニックになった本人が移動できない場合には、周りの人を別室や安全な場所に移動さ危害を受けないように配慮します。

パニックになってしまう子が居るのが予め分かっている場合には、移動できる別室を用意したり、包まれる布団を用意したりと自主的にクールダウンできる環境を整えることも重要です。

自傷行為への対応

本人が頭を壁や床に打ち付けたりしている場合には、間に座布団やタオルなどをあてがい怪我をしないように配慮します。

原因の対応

パニックになってしまった直接の原因がわかる場合には、その物事に対して対応を行うのが効果的です。

クールダウンを行う

パニックになってしまった場合は個室などの静かな部屋や場所に移動し、本人がクールダウンして落ち着けるように促します。

また、布団にもぐる、水を飲む、安心できるグッズを与えるなど、本人が落ち着ける物を用意する事も効果的です。

まとめ

一見パニックには原因がわからない事もありますが、子供が何かしらのストレスを抱えているのは間違いありません。
パニックを起こした場合にはその環境や前後関係も含めて観察することで、原因を絞る事も出来ます。

パニックをなくす事は難しいですが、パニックを出来るだけ起こさないようにする配慮が必要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket