体温調整が苦手 – 自閉症と発達障害の特徴・特性

   2016/02/11

体温調整が苦手

発達障害や自閉症の子供は体の体温調整が苦手である場合があり、体温が上がってしまいやすく下がりにくいという特徴があります。
また、服へのこだわりから季節に合った服装を着ることが出来ず、夏でも厚手の服を着ていたり寒い日でも薄手や袖・裾が短い服やズボンを着てしまうことがあります。

体温調節が苦手な理由


自律神経の発達が未熟な為

発達障害の子供は自律神経の発達が未熟である事から、汗をかく機能が正しく働かず体温が上がってしまっても体温を下げることが出来ないために、体内に熱が篭ってしまいます。
逆に汗をかく機能が過剰に反応し、ちょっとの運動で大量の汗をかく子供も見られます。

運動後に床に寝転んだり、壁などにくっ付いたりしているのは、自分の体温よりも冷たい場所に触って涼しんだり体温を下げている場合があります。

発汗機能の問題で体温が上がってしまう場合には単純に水分を摂らせても、発汗作用として体温を下げるのは難しいので注意が必要です。
なお、冷たい飲み物を与えることで体内から冷やし体温を下げるのは効果的です。

暑さや寒さを感じにくいため

発達障害の子供は様々な感覚が鈍かったりすることがあります。
そのために暑さや寒さの感じ方が健常者と違い、実際の気温よりも暑く感じたり寒く感じている場合があります。

暑さや寒さを訴えることができないため

発達障害や自閉症の子供が自分から「暑い」「寒い」と訴えるのは難しいです。
そのため本人は「暑い」「寒い」と感じていても、周りの人に教えることが出来ずそのままでいる事があります。

熱が篭りやすい子供の場合の場合には運動後や高温時に定期的に熱を測ったり、顔や肌が赤くなっていないか確認をすることが必要です。

衣服の調整が出来ないため

発達障害の子供はこだわりなどから衣服の調整が出来ないことがあります。
夏場に長袖や厚い服を着ていても脱ぐことが出来なかったり、袖をまくることが出来ない場合があります。逆に寒い日でも薄着や半そで半ズボンでいることもあります。

衣服の調整が出来ない場合には周りの人が服の着脱を手伝うほか、エアコンなどで室温の調整をする必要があります。

まとめ

体温の調節が苦手な理由には様々あり、その子に応じて対応を取ることが必要です。また、周りの大人が気温、体温、服装などを確認して調節する事も重要となります。

体温を下げる場合には、日陰で風通しの良い場所やクーラーの効いた場所での休憩、ネッククーラーを巻く、保冷剤を手渡す、冷たい飲み物で体温を下げるのが効果的です。

自閉症の子供たちは水遊びも大好きなので、プールや水風呂に入って遊びながら体温を下げるのも良いでしょう。

体温が上がると熱中症などで体調不良になるほか、癲癇の発作を引き起こすきっかけになるので注意が必要です。

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